(このページは2024年8月19日に更新しました)
本記事の内容
「グーグルアドセンスに1回で合格するには?」
「初めて審査を受けるけど、審査で大事なことは?」
「アドセンスの審査に落ちたけど、どこを直すと良いの!?」
今回はそんなお悩みを解決します。
ブログ収益化の為に、まず真っ先に取り組まれているグーグルアドセンス。なかなか合格出来ずに再申請されている方も多いのではないでしょうか?
グーグルアドセンスの審査基準は公にされていませんが、どの様な記事や設定で合格したか、合格率アップの為に、私が実際に1発で合格した3つのサイトから得た情報を元に、初心者でも分かり安く解説していきたいと思います。
また、この記事では、Googleアドセンスの合格方法と、SEO対策※の基本について詳しく解説します。アドセンス合格を目指している方や、ブログの検索順位を上げたい方は、ぜひ最後までお読みください。
※SEO対策とは、簡単に言うと、検索エンジンに対して読みやすく、ユーザーにも価値を提供する記事を作ることです。この考え方も必須の知識になりますが、順にみていきます。
Googleアドセンス合格法
まずは、サイトの構成や記事を作成する際の注意点をみていきます。
Googleアドセンスの承認を受けるコンテンツ作成時の注意点
様々な条件はありますが、前提条件として、オリジナリティがあるサイト、記事になっているか、読者の役に立つ情報があるかが重要です。
広告を仲介している企業は言うまでもなくグーグルです。
検索したら役に立つ記事が出てくるグーグルと、そうじゃない検索エンジンがあったら、どちらを選ぶでしょう?もちろん前者ですよね?
そのグーグルが、サイト・記事を添削していますので、グーグルの方針に従うのが基本になります。
最初からその様なコンテンツを完璧に作るのはほぼ不可能ですが、方向性だけ注意すれば、執筆する記事の内容も変わってくると思います。
それでは、細かく見ていきましょう。
文字数・記事数
過去に審査を通過した私のブログでも、あまり文字数は関係ないのではないか?と思っていましたが、当サイトも同じで、やはり文字数は関係ないと思います。
googleアドセンスは申請から承認まで時間がかかります。最初に合格した2つのサイトは合格まで約2週間(14日間)かかりました。
そのことを踏まえ、2つ目のサイトでは、開設直後、記事を書く前に申請をしました。
『審査される前までに、ある程度の記事を上げよう』そんな、考えです。
そこから、合格するまでに書いた記事数は16記事。傾向からみると最低10記事以上はあった方が良さそうです。
文字数は最大2000字程度(2記事のみ)。最小は200字程度。 2000字程度の記事は2つしかなく、文字数が多ければ良いという訳では無さそうです。
サイトの構成について
サイトの構成については以下の項目がチェックされています。
- タイトルはページコンテンツの主体が伝わるテキストを選択する
- メニューなどから、利用者が各記事に適切にたどり着けるよう案内出来ているか
- パーマリンクは、構造に関する単語を含む、単語を使用する
ウェブサイトは、言うまでもなく「見やすい」「使いやすい」方が良いです。
テーマをそのまま使用し、メニューや配置に関連性や統一性が無ければ、見る側が記事を探しづらくなります。
ナビゲーションバーや、カテゴリーを適切に使用・配置し、訪問者が迷わない様なサイトをにしましょう。
パーマリンク名は、デフォルトで入ったものをそのままにするのではなく、単語で表記しましょう。
『有益なサイト』とは
- ユーザーの悩みや疑問を解決する記事になっているか
- 見出し等を活用し、トピックを明快に整理する
- 新鮮かつ、独自のコンテンツを作成する
- ユーザーに信頼を得られるようにサイトを構築する
(サイト運営者、コンテンツ発信者の情報。サイトの目的の明示等。) - テーマに応じたコンテンツの量を確保する
- リンクを上手に使う
上記は、推奨項目を一部抜粋したもので、全て入っていないと合格しない、という訳ではありません。
全て重要ですが、その中でも特に重要なのが、
ユーザーの悩みを解決するものか?新鮮かつ独自のコンテンツであるか? この2つ。
特に良くないと言われるのは日記の様な記事。日記でも、何かの実体験の様な内容であれば、役に立つと思いますが、ただあったことを書いても、読者の役に立ちにくいのが実情です。
また、読者の役に立つ記事でも、他のサイトの流用ばかりであれば、それはそれで合格する確率は下がるでしょう。
読者目線での記事の作成が必要です。
新鮮さも重要です。掲載されている情報が古い情報であれば、有益とは言えないでしょう。(もちろん古くても、それ自体に価値があれば話は別ですが)
特に、開設してから時間が経ってから申請する場合、記事を一通り見直して、古いまま放置されているものが無いかチェックしましょう。
AdSenceプログラムポリシーに違反しないこと
GoogleのAdSenceプログラムポリシーに違反すると、審査を通過しても、広告対象のサイトから外されることがあります。
アドセンスの広告について
広告の取り扱いについてです。ポイントは次の様なもの。
- どの様な理由があっても、自分で自身のアドセンス広告をクリックしないこと
- 他の方法で表示回数やクリック数を作為的に増やさないこと(第三者であっても)
(有償クリック、有料誘導、自動誘導、クリック交換プログラムなど) - 迷惑メールで不特定多数に送りつけたり、他のサイトに掲載するなどの行為
- ポップアップ上や、メール内、ソフトウェアの内部で使用しないこと
広告掲載時の注意点
また、操作性に問題があってはいけません。クリック数や視聴回数を獲得する目的で、メニューや、ナビゲーションバー、ダウンロードリンクの様な不正な形で広告を使用することは禁止されています。
他にも沢山、広告のプレースメントに関するポリシーに書いていますが、簡単に一言で言うと上記の様なものになります。
アドセンス広告の貼り付け方に関する記事・・・
パブリッシャー向け制限コンテンツ
次の項目は禁止されている訳ではありませんが、次の様なコンテンツが含まれると、広告の掲載量が激減して、収益化出来なくなる可能性があります。
- 性的なコンテンツ
- 血や暴力行為などの衝撃を与える様なコンテンツ
- 爆発物に関するコンテンツ
- 銃や、武器、兵器に関するコンテンツ(ナイフなども含まれる)
- タバコ、アルコールに関するコンテンツ
- ドラッグ、ギャンブルに関するコンテンツ
- 処方薬やサプリメントなど
上記の様なコンテンツは、googleが広告が出せないものになりますので、申請前にこれらの記事を書くのは避けておくのが無難だと思います。
注意する点はたくさんありますが、コンテンツ内容に注意したり、悪意のあるサイトを作ろうとしなければ、基本的に引っかかることは無いと思います。
共通設定項目・導入しているサービス
自身の全てのサイトで共通で設定している項目は次の様なものです。
- HTTPSを使用
- googleサーチコンソール 導入
- google reCAPTCHA v3 導入 (導入方法はこちら)
HTTPSとは、通信を暗号化し、インターネット通信の安全性を向上させる仕組みのことです。
Googleは『Google のサービス全体で 100% の暗号化を実現する』という目標を掲げています。
ですので、HTTPSにするのは、大前提(必須)になります。
サーチコンソールは、サイトやブログのアクセス状態を把握するGoogleのサービスです。
reCAPTCHA は、入力フォームなどからのスパムコメントを防いでくれる、無料のセキュリティのツールです。
eCAPTCHAのプライバシーポリシーを確認して頂けると分かると思いますが、reCAPTCHAはGoogleの情報元になります。Googleさんにとっては嬉しいことになりますね。
独自ドメインの取得
アメーバブログやFC2ブログ、楽天ブログなどの無料ブログサービスを使っている方もいらっしゃるかもしれません。
これらのサービスでもアドセンスやアフィリエイトを申請することも可能な様ですが、掲載に制限があったり、掲載箇所等を自由に設計出来ないことから、WordPress+独自ドメインを取ることをお勧めします。
また、沢山の記事を書いた後に、ブログを移行するのは簡単ではありません。長期で見ても、アドセンスやアフィリエイトの取り組みやすさを見ても、WordPress+独自ドメインの取得をお勧めします。
契約時に独自ドメインが取れ、永久無料で使うことが出来るエックスサーバーで契約するのもお勧めです。
関連記事・・・
独自ドメインの取得方法に関する記事・・・
独自ドメイン無料のXSERVER、ロリポップ。他、さくらのレンタルサーバーのドメイン取得方法
アドセンスで求められる最低限のSEO対策
SEO対策は、検索で上位表示させる為に重要な考え方なのです。ただ、SEO対策を自身で行おうとすると、膨大な学習量が必要になります。
今回は、その中でもアドセンスに合格する為に最低限必要な項目に絞って案内していきます。
SEO診断ツールの活用
まず、手っ取り早いのは、プラグインを使って記事を添削してもらう方法。
当サイトでは All in One SEO を使用しています。
題名の長さであったり、適切な画像やイラストなどの使用、内部リンク、外部リンクも重要なのですが、初心者はどうしても見落としがちです。
執筆直後すぐに記事を採点してもらえます。
この数字をチェックすることで、記事に足りない点を加筆・修正することで、情報量を厚くすることが出来ます
Googleアドセンス申請前に、サイトで確認すべき項目
最低限、載せておきたい項目を案内します。
お問い合わせ欄・ページ
お問い合わせページは、Googleアドセンスの審査でサイトの信頼性や運営者の透明性を示すための重要な要素です。グーグルは、サイト運営者とユーザーとのコミュニケーションが取れる手段が設けられているかを評価されます。
設置することで、例えば、著作権に触れてしまったとき等、そこから指摘を受け付け、対処することが可能になります。
サイトの信頼性に関わりますので、必ず設置しましょう。
ちなみに、当サイトでは『Contact Form 7』を使っています。
導入の方法はこちら(外部リンク)
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーとは、個人情報について、その収集や活用、管理、保護などに関する取扱いを定めたものになります。
WordPressでは、デフォルトでテンプレートが入っていると思いますので、必要箇所を直して表示出来るようにしておきましょう。
無ければ、プライバシーポリシーの雛形(外部サイト)などからコピペして使うのも良いですし、アドセンスに取り組むのであれば、下記の様な文言を追加することをお勧めします。
広告について
当ブログでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス、A8.net)を利用しており、ユーザーの興味に応じた商品やサービスの広告を表示するため、クッキー(Cookie)を使用しております。
クッキーを使用することで当サイトはお客様のコンピュータを識別できるようになりますが、お客様個人を特定できるものではありません。
Cookieを無効にする方法やGoogleアドセンスに関する詳細は「広告 – ポリシーと規約 – Google」をご確認ください。
また、合わせて著作権に触れて書いておくこともお勧めします。
著作権について
当ブログで掲載している文章や画像などにつきましては、無断転載することを禁止します。
当ブログは著作権や肖像権の侵害を目的としたものではありません。著作権や肖像権に関して問題がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。迅速に対応いたします。
サイトマップ
サイトマップを設置することで、記事のを一覧で見る事が出来、ユーザーの利便性が上がります。
操作性の点であるに越したことは無いと思います。
ちなみに、当サイトでは『PS Auto Sitemap』を使用しています。
関連記事・・・タグ一覧に件数を表示してサイトマップを作る
デザインについて
サイトのデザインは、超重要です。訪問者が、閲覧しやすい環境を整えるのは、基本です。このサイトでは、「記事を書く前に申請した」と書きましたが、申請前に2,3日かけてデザインだけ調整していました。デザインは無視することの出来ない要素です。
最近は特に、モバイルでの表示が重要視されています。Googleはモバイルファーストインデックス※を発表しています。PCのみで作成している方は、モバイルでの表示の確認もお忘れなく。
モバイルファーストインデックスとは、スマートフォンサイトの評価の主軸にしてインデックスする(Googleにサイトが登録される)と言うもの。
今や、スマートフォンやタブレットで検索するのが当たり前になっています。モバイル表示でもしっかり表示できているか確認しましょう。
有料テーマを使用した方が良いとの記事も見かけますが、私は無料テーマのcocoonを使って、3回とも合格していますので、そういった記事はあまり参考にならないと思います。
サイトのデザインに関する記事・・・
使える高画質画像が満載 【商用利用OKなAdobeStock】 賢く使う方法や注意点を解説
【COCOON】メディアクエリを使ったブログデザインの変更。オリジナルレイアウトのサイトを作る方法
【Cocoonカスタマイズ】MetaSliderを使ってスタイリッシュなブログをデザインする
【Cocoon】インデックスのタイトルを<br>タグを使わずに改行する方法
デザインに関する記事のまとめ
審査基準に関係ないと思われる項目
審査基準が明確では無いため、憶測が飛び交いやすいアドセンスの合格法ですが、ネットで調べると沢山の情報が出てきます。私の知る限り、当たっていないと思われるものは、
- アフィリエイト広告は入れない
- 審査期間は1日から1週間
- ある程度のPV数が必要
- Googleにインデックスされる必要がある
- 画像を使わない様にする
- デザインに拘らず、とにかく記事を書け!
- 有料テーマを使う
などがあります。
私が合格した3つのサイトでもアフィリエイトを貼っていましたが、審査は通りました。
審査期間は、2つのサイトで14日、もう1つのサイトは18日かかりました。申請は早めにし、記事の執筆に注力しましょう。
※18日かかったサイトは、開設直後、サイトの不具合でワードプレスを再インストールする作業をしていたので、遅くなるのはやむを得なかったと思います。
ちなみに、審査期間中はgoogleさんから、進捗などの状況のお知らせは一切音沙汰ありませんので不安にならずに、気にせず記事を書き続けましょう。ただし、あまりに遅い時は下記の記事を参考にしてみてください。
関連記事・・・グーグルアドセンスの審査期間と、審査が遅い時の対処法
PV数やインデックスについて書かれている記事も見受けられますが、前章で説明した通り、私は申請してから記事を書き始めています。PV数もインデックスもあるはずがありませんので、気にしなくて良いです。
テーマについて、私は全てのサイトで、無料のCocoonを使ってますが、全て1発で合格しています。有料テーマが必要と謳っているブログは信ぴょう性に欠けると思います。
まとめ
記事数や文字数に捕らわれることなく、訪問者にとって、見やすく、操作しやすく、また有用な記事が用意出来ていれば、合格は近いと思います。
また、合わせてサイトの表示速度が遅かったりユーザビリティが低いサイトになってないかチェックしましょう。
また、セキュリティを強化すると、サイトの表示速度も遅くなってきますので、PageSpeedInsightsでサイト速度をチェックしたり、レンタルサーバーを見直すのもひとつです。
サイトのアクセスを早くする方法についての関連記事は・・・
【2024年版】PageSpeed Insightsで合格!プラグインを使って100点を取る方法
PageSpeedInsghtsでサイト表示速度を測定。reCaptchaV3導入時の注意点
速度が速いレンタルサーバーを求めるなら・・・
【2024年版】エックスサーバーでWordPressを簡単に始める方法
最後まで読んで頂きありがとうございました。
googleアドセンス合格後の関連記事・・・
コメント
200文字の記事があって通過したという方は初めて見ました……。わたしのブログは最低1100文字はあるので文字数は気にしてませんでしたが、本当に文字数関係ないんですね。
テーマは有料も無料も関係ない、完全な好みの問題であると分かって安心しました!
SEO診断ツールやHTTPS……ここいらへんは初耳の情報です。知識がないので調べてみます。
「有用な記事」が1番難しいんですよね……でも1番大切……。
ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
そうですね。文字数は関係無いとみて良いと思います。
SEO診断ツールは、All in One SEO以外にも沢山ありましていろいろ試しましたが、このプラグインが一番使いやすかったです。サイトマップ作成、サイト全般のエラーの診断など、様々使えますのでお勧めです。有料版もありますが、無料版で十分です。
有用な記事がホント難しいのですが、頑張って作っていきましょう!